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基礎(建物加重を地盤に伝えるため、木の土台を載せるRC造の構造体)
通常木造建物の基礎は、布基礎かベタ基礎です。
布基礎とは、断面が逆T字型をした(底板で地耐力を受ける)比較的地盤のよい建物で採用します。ベタ基礎は地盤の耐力が不足する場合や
不同沈下の恐れがある場合などに採用し、底板が建物の下部全面にわたります。基礎は強度、耐久性の上から通常RC造(鉄筋コンクリート造)
で造られます。地表付近の地盤の耐力が極端に少ない場合は、杭を打ち十分な耐力のある地層に建物を支持させます。木造の杭工事は、
昨今色々な工法が開発商品化されており、専門家の意見を交えながら十分に検討した方がよいでしょう。
基礎の底板の置かれる地面は、砂利を敷き、十分に転圧(地面と抑えて沈下を抑制する)します。これを怠ると不同沈下による力の偏りで、
基礎にクラック(*2)が入ったりします。
<参考>日本住宅基礎工事業協会
在来工法の木架構(土台、柱、梁など主要構造部)
土台は、最初に基礎上部に乗せる木材で、モルタルや樹脂製パッキンなどで基礎の不陸調整を行い、基礎に埋め込んだアンカーボルトにより
しかっりと固定します。アンカーボルトの位置は柱の位置を考慮しながら、バランスよく配置されます。
柱は、基本的に1間おきに入れます。それ以上の間隔があく場合は、梁を渡して上部の加重をしっかり柱に伝えるようにします。
梁の勢は柱の間隔や上部の加重の状況により決められます。梁勢が大きくなり、高さの余裕がない場合などには、鋼鉄製の梁が使われる
場合もあります。土台と柱、柱と梁、梁と梁などの接合部は仕口といい、以前はほぞを切って組んでいましたが、現在ほとんどの場合で
簡単な木組みに羽子板ボルト等の金属金物で補強する形が主流です。仕口は最も力の架かる箇所なので、的確でしっかりした処理が必要です。
小屋組とは、屋根の架構のことで梁の上部の屋根形成のためのものです。和小屋、洋小屋などのほか垂木構造や登り梁など色々な種類があり、
建物の諸々の要件で決定されるので、信頼できる専門家の判断を仰ぐのがよいでしょう。
ツーバイフォーの木架構
(2×4、2×6などの基準材の骨組みに構造パネルを張ることにより壁の耐力で建物を支持する)
在来工法との違いは、2×4(ツーバイフォー)、2×6(ツーバイシックス)など断面寸法の名で呼ばれる材で組まれた壁に構造合板を
張ることによって、壁で耐力を持たせる壁構造の形式をとるということです。構造強度は一般的には在来工法より大きくなります。
構造的剛性が高いことは、密閉性が高くなることに繋がり、今日の高気密高断熱の志向にマッチしやすい工法です。
<参考>社団法人 日本ツーバイフォー建築協会
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